40才でやっと思い当たったこと
40才を迎え始めて思い当たったことがある。
2023年12月1日に、テレビを見ていた。
https://www.ntv.co.jp/myturningpoint/
出演していた方は幼少期に母親を亡くした経験から、医療とファッションをつなぐ活動をされているとのこと。
それを見ていて突然思いついたことがある。
父方の祖母に私はとても懐いていた。
末っ子の孫だし、祖父母ともに60才を過ぎてある程度時間があるときに生まれた孫だったのもあるとは思うが、とても可愛がってもらっていたと思う。
中学生のときに祖母が肝臓がんで亡くなった。
市立病院に入院し、治療した後に、可能な治療方法と本人の希望を鑑み、自宅にて療養となったが、直後に亡くなった。
自宅療養に備え、来ていた叔母や当時最寄りに住んでいた私の家族というか母の予想を超えて早々に亡くなったのだが、亡くなる直前まで自主的にトイレを気にしていたことを、叔母も母も褒めていた。
当時、私はそういうものかと思い、綺麗好きだった祖母らしいとしか思っていなかった。
しかし、今日突然思い出したことがある。
病院に入院していた当時、祖母は排泄で移動することが難しく、病室内に据置の簡易トイレで排泄していた。
中学生当時に祖母の病室へお見舞いした際、直前に祖母が排泄したタイミングであり、臭いに耐えきれず父母を置いて一人で退室したことがあった。
その後に祖母からごめんね、とあまり深刻では無さそうな雰囲気で声かけしてもらい、母からもフォローしてもらったように思うが正直あまり覚えていない。
そのせいか今まで思いつかなかったのだが、祖母は私が排泄臭を嫌がったから死の直前までトイレを気にしていたのではないか。
思い当たったあと、ボロボロに泣いてしまった。
今ならトイレなんか気にしないで、祖母がなるべく辛くないように過ごしてもらいたいと思う。
とはいえ、こんなことは実際に祖母の排泄介助など一切していなかったから思えるのかもしれない。
でも、祖母の自尊心を傷つけたのかと思うと、とても悲しい。